南九州市知覧の奥深い位置に後岳があります。
むかしむかし、壇ノ浦の戦いに敗れた平家の落人は全国各地に散らばりました。南九州にも様々な落人伝説があります。
山の奥深く、険しく寂しいこの土地にお茶を始めたのは平家の落人と言われています。
後岳の高台からは緑(茶畑)の大地が広がり遠くに薩摩富士が見えます。知覧茶の中でも後岳地区のお茶は昔から品質が良く、香り豊かで滋味あふれるお茶として日本一に選ばれています。
各地のお茶とブレンドされても、知覧、後岳のお茶が入っていれば『知覧茶』として売り出されています。知覧茶が何%入っているか表示はされません。ブレンドで美味しいお茶もありますが、是非とも私共の後岳茶100%のお茶の風味を味わっていただきたいです。そして、南九州市には有名な知覧特攻会館がございます。周辺には茶畑が広がっています。お越しの際はあたり一面に広がる茶畑をご覧ください。
平家の落人たちが伝えてきたお茶と悲しい歴史を見てきたお茶がここにあります。歴史と守り抜いてきた茶農家の仕事を知ると更に味わい深いお茶になると思います。お待ちしています。
後岳茶蔵 店主